2015/07/11

秩父・横瀬町 ホタルかがり火まつり

7月4日の土曜日、横瀬の寺坂棚田のホタルかがり火まつりに行ってきた

 “ホタルかがり火まつり”と“彼岸花まつり”の2つのまつりのチラシの表紙
真ん中で折られているチラシなのだが、開いてみると左右の景色が合体していて
まるで武甲山が2つつながっているよう
さすが義妹のデザイン

これも義妹の手がけたポスター
とても幻想的で女性らしい優しさが出ている



楽しみにしていたのだけど当日はあいにくの雨
それでもたくさんのお客さんが来てくれていた
この広場では秩父特産物が売られていたり
 植樹運動の一環でブルーベリーの苗を配っていて
私もニコニコ顔でもらった

雲がかかった山がすぐそこに
手が届くよう

 連なる山々にもやがかかっている幻想的な風景
既に夢うつつ・・・

 まだ明るいうちから
 写真撮影のための場所取りでみんな真剣
もう隙間がないくらい大勢の人できれいな列ができあがっていた

 田んぼの真ん中でなにやら演奏しているよう
山々に囲まれた田んぼに灯るホタルかがり火
初めて体感するこの感じ
早くも高鳴る胸をおさえつつ・・・
 田んぼのあぜ道に入っていくことに

だんだん暗くなっていき少しずつかがり火が灯されていくよう

この「かがり火」は秩父郡内の皆さんから集めた「使用済みてんぷら油」から作られた
環境に優しい「バイオディーゼル燃料(BDF)」を主として使用しているのだそう

上の道(ホタルの小径)にはさっきよりもっとたくさんの人が

  360度かがり火の灯った田んぼに囲まれて
ゲコゲコグワグワ
そして“蘇州夜曲”が
カエルと二胡の二重奏
ああ、なんて贅沢で素晴らしい時間・・・

二胡の演奏が終えあぜ道を帰っていく演奏者の人たちを呼び止めて
とってもよかったと伝えた
特に品の良い老婦人がとっても喜んでくれた
素直に気持ちを伝えるって大切だなと改めて思った瞬間
喜んでもらえたことがとてもうれしかった

帰り際
滑りながらあぜ道の上り坂を慎重に上っていく
ついに本物のホタルに出会うことができた
光を放って飛んでいる姿
現れては消えまた現れては消え
昔海中で見たヤコウチュウにも似ている神秘的な光景
まさにこの真っ暗な田んぼに灯るかがり火のよう

そして帰り道もう一つの出来事が
夫が何かを拾い、前の親子に声をかけている
ピンクの長靴だ
それは、お母さんに手を引かれて頑張って歩いていたピンクのイチゴ柄のレインコートの女の子のもの
彼女の足元を見てみると片足が靴下だけに
靴下もピンク色
まだ2歳くらいで「ママ脱げちゃった」と言うことができなかったのだろう
小さなピンクのレインコートと靴下と長靴
微笑ましいおしゃれな親子のおかげで笑顔で帰路についた

使用済みの油、ためてみよう